fc2ブログ
2008年05月21日

● おせん 第伍話 「史上最悪の衝撃デザート」

おせん

一升庵にすっかりなじみ、俄然はりきる江崎。はりきり過ぎて、
おせんが大事にしている皿を割ってしまった。しかし、そこに大きな地震がおき、
地震のせいで割れたということになってしまう。自分が割ったと言い出せない江崎が悩む中、
女大工の丁子が一升庵の屋根などを点検しに来てくれていた。
丁子のひいおじいさんは、名工と謳われた大工。彼女はその跡を継ぎ、
ひいじいさんの建てた家を仕立て直しすることが目標と江崎に語る。(公式HP

・脚本 …… 白金カナ / 演出 …… 南雲聖一
・出演 …… 蒼井優 ・ 内博貴 ・ 杉本哲太 ・ 向井理 ・ 鈴木蘭々 ・ 工藤里紗 ・ 森田彩華 ・ 奥村知史
        渡辺 いっけい ・ 余 貴美子 ・ 由紀さおり ・ 松方弘樹 ・ 升毅 ・ 佐田真由美 ・ 吉田里琴 etc
・エンディング …… タッキー&翼 「恋詩 -コイウタ-」 (エイベックス・トラックス)
・主題歌 …… Micro 「踊れ」 (ユニバーサル・ミュージック)
・原作 …… きくち正太 「おせん」 (講談社)

おせん 1 (1) (モーニングKC)おせん 2 (2) (モーニングKC)おせん 3おせん 4 (4) (イブニングKC)おせん 5 (5) (イブニングKC)おせん 6 (6) (イブニングKC)

osen_20080520_002.jpg

物を再生する話に、詐欺まがいの会社をうまく一升庵の料理に絡ませて展開する
まとまった話はスッキリしています。見やすいドラマです。
気合入れて見るぞ!と思ってると、物足りなさを感じかもしれないけれど、
暇で丁度テレビをつけたらやってた、っていうぐらい肩の力を抜いて見るのが良いかも。
そういう意味では、もし深夜にこそっとやっていたら、かなり印象が変わったと思います。

osen_20080520_004.jpg

いつもおっとりとした、おせんだけに今回の啖呵をきるシーンは効果的。

osen_20080520_003.jpg

キミ犯人だよね?・・・と、ささやいてしまいましたが・・・
古い家を仕立て直すのか、新築するかという話ですが・・・
経済的に新築の方が本当に安価で済むとしたら、娘さんの考えも正論であり、
単純に古いものは良いと言い切ることはできません。
それを詐欺まがいの会社を登場させた為に安価=出来が悪いとしてしまったことから、
少し論点がズレてしまったのは残念なところ。
安価な物でも本物であれば問題なく高価な物と費用対効果という点では勝負できますし、
高ければ何でも良いということもなく、安くて良いというのは誰もが思うことだしね。

osen_20080520_005.jpg

安価なものでもしっかりなぜ安価なのかということが周知されていれば、
それは間違いなく本物ではないかと思います。
例えば、養殖ものでも「養殖ですから」という理由が明確になっていれば、
後はそれをどう判断するかは消費者に委ねることができます。それを養殖の事実を隠し、
あたかも天然のように販売すれば、それは当然偽物で論じるまでもありません。
安価なものは高価なものより悪いという結論になりかねない話でしたが、
それとこれとは別の話だよと言っておきたい。
手作りプリンにも価値はあるし、プッチンプリンにも価値はあります。
一番重要な問題は、「吉兆」のように商品の中身を意図的に偽ることです。

スポンサーサイト



メイン

コメント

コメントする

サイト管理者にのみ通知する

トラックバックURL


トラックバック