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2008年06月21日

● Around40 ~注文の多いオンナたち~ 最終回 「40歳、幸せの決断」

Around40 ~注文の多いオンナたち~

聡子が勤める病院が閉鎖になってしまった。皆が次の就職先に不安を抱くなか、
恵太朗は新しい仕事の話が来ていることを聡子に打ち明ける。
それは、北海道の大自然の中で、恵太朗の夢でもあった、
心に傷を持った子供たちと一緒に暮らせる施設からの誘いだった。
恵太朗は、そこで一緒に働こうと聡子を誘う。
その頃、ある条件を下に病院再建の話が持ち上がり、聡子は悩み始めることに……。
一方、彰夫から離婚を切り出された瑞恵。その理由を聞き、瑞恵は驚く。
また、高文と離婚しようとした矢先、妊娠していることが発覚し、悩んだ奈央は……。
それぞれが自分らしい幸せのカタチを目指して、
新たな一歩を踏み出そうとする……。(公式HP

・脚本 …… 橋部敦子 / 演出 …… 吉田健
・出演 …… 天海祐希 ・ 藤木直人 ・ 大塚寧々 ・ 筒井道隆 ・ 松下由樹 ・ AKIRA ・ さくら ・ 林隆三
        加賀まりこ ・ 吉瀬美智子 ・ 丸山智己 ・ 松尾貴史 ・ 神保悟志 ・ 相島一之 ・ 岡本杏理 etc
・主題歌 …… 竹内まりや 「幸せのものさし」(ワーナーミュージック・ジャパン)

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天海祐希・藤木直人・大塚寧々・筒井道隆


Around40   注文の多いオンナたち幸せのものさし/うれしくてさみしい日(Your Wedding Day)


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当初の息子や旦那の言動からすると、本当はもう少し波乱のある家族にしようとしてた節が
見られた瑞恵の家族でしたが、普通に予定調和で終了。
聡子、奈央とは違い一番視聴者に近い立場だった瑞恵だっただけに、
もう少し瑞恵のことを丁寧に描ければ、最も共感を誘えたと思います。

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奈央に関しては、ある意味聡子以上にドラマティックな生き方。
一昔前なら、シングルマザーという切り口だけでもドラマにできた感もあるけれど、
現代ではそんなに目新しいことでもなく、無難であり一番良い形で終了。

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「まーくん」の呼び方の訳は、いまいちだった・・・
というか、そういった理由なら聡子も瑞恵も「まーくん」と呼んでる設定がダメ。
二人だけの強い関係や思い出を表現した「まーくん」なのだから、
「二人だけ」のものでなければ効果減・・・惜しい。

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好きなら好きと言えよ!と思わないでもないけれど、まーくんの様な生き方もかっこいい。
好きな人を幸せに出来るのが自分なら最高なのかもしれないけれど、
それ以上に好きな人が幸せなら、どんな形でも構わないというプラトニックさもあり。
最後の最後まで奈央に「好き」って言わなかったけれど、
言葉以上のものがあることを表現してくれた、まーくんは素敵だった。

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常に悪役になってしまって新庄だけれど、最後までらしさがあって良かった。
奈央に捨てられるだけの役だったら、ただのかませ犬になっただけだったけれども、
奈央のためではなく子供のために養育費を払うと言い、
バツイチになった自分を雑誌の企画にする事を了承したりと、
彼もまた自分の生き方を貫いた人物として描かれていたのは良いフォローだった。

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聡子と恵太朗の二人に関しては、ベタベタした恋愛モードの時よりも
少し距離を置いた描き方の時が一番魅力的。
恵太朗が聡子の気持ちは恐らく病院再建だろうなと分かりつつ、
でも一緒に北海道へ行ってもらいたい気持ちから、
あえて病院のこととか話題にしないでいたりと心の揺れが男性心理として絶妙。
「一緒に北海道に行こう!」と強く誘っても聡子が後悔したら嫌だし、かと言って、
「残れよ!」ってかっこつけても別れるのは嫌だし、自然の成り行きで北海道に
一緒に行けることを切願していた恵太朗の気持ちは痛いほど分かります。

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そして、恵太朗から必ず戻ってくるからその時は・・・というシーンで、
聡子がキッパリそんな約束はできないと言い切ったのも甘ったるい恋愛でなく良かった。
恋愛に関して大概男性の方がロマンティックなもので、女性の方が現実的なものです。
そんな一面もありつつ、お互いの未来に縛りをかけないことが幸せということで、
このドラマのテーマにも繋がるところが見所でした。
いついつまでに結婚しないととか、いついつまでに子供がいないととか、
その時にならないと分からない幸せとか、タイミングがある中で、
その事に縛られて本当の幸せを見失っては仕方ありませんしね。

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最後シーンはなくってもドラマとしては成立していたし、
自分の好みとしては別れてもお互いが充実した毎日を過ごしてるシーンがあれば
それで良かったかなと思うのですが・・・
これはこれで、二人の未来をハッキリする意味ではありなのかなと。
テーマを明確に持っていたドラマだったけにもう少し40歳前後の悩める女性像というのを
丁寧に描ければもっと反響のあるドラマになったと思うと、その点をあまり追求できず、
ただの恋愛ドラマになってしまっていた部分が多々あったのは残念。
特に聡子と恵太朗が付き合ってからのグダグダ感は否めませんでした。
それでも最後は全体的にうまくまとめきったドラマだけに、あと少しが惜しい。

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二十代の恋は幻想である。三十代の恋は浮気である。
人は四十代に達して、初めて真のプラトニックな恋愛を知る。


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コメント

●更新ありがとうございます
私には最後まで嵌る事が出来ないドラマでした。感性が鈍い? 今を生きて無い?
『20代の恋は幻想・・ 40代に達して、初めて真のプラトニックな恋愛を知る』
これを言いたかったのねって理解は出来たけど、これって無いでしょ・・・?
ゲーテの時代はそうだったのかも知れないけど、今は無い。うん、無いと思う。

ところで、管理人様は過去に深く女性を愛したことがおありなのですね。
愛された女性がうらやましい。

>あんぱんさん

コメントありがとうございます。

いえ、自分もがっつり嵌った訳でもないですし、嵌るためにはもう少しテーマを深く掘り下げる必要があったと思います。ただ、明確な軸(答えが決まっている)があったために迷走せずに比較的まとまったドラマだったなと。

ということで、このドラマの答えのように、このドラマがどうであったかは、あんぱんさんが決めればいいんです!あんぱんさんが思ったことが正解です。感性がないとか、今を生きてないとか寂しいことを言わないでください(笑)

プラトニックな恋愛という表現は無いと思いますし、アラフォーというテーマからはズレてますね。この辺は、聡子と恵太朗の恋愛で少しグダグダしてしまった展開と同じで脚本家の人が少し血迷ったんだと思います(笑)

おっしゃる通り、現代においてプラトニックというのは非常に懐疑的ですね。
そもそも恋愛ドラマではないはずなので、恋愛で最後を締めるのも変ですが・・・しいて、弁護するならば・・・

このドラマのテーマの対象者がピンポイントなだけに、このドラマを見たアラフォー世代の方々にとっての応援ドラマにならないといけない訳で・・・そういった意味で、アラフォー世代になって本当に素晴らしい恋愛ができるのよ!だから、まだまだときめいて!と励ましたかったのかもしれません。

それなりの恋愛をしてきましたが、深かったのでしょうか・・・分かりませんし・・・
未だに独身ですから、自分に愛された方々からすれば別れてせいせいした!と思われてると思いますよ(笑)

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